2014.06.22

55歳からのハローライフ 第2話 感想

第2話『ペットロス』感想


犬や猫を飼うと楽しいけれど、

大抵は自分よりも先に逝ってしまう…。

その時の悲しさといったら…。

私はそれに耐えられないから、

今は何も飼っていない。


淑子(風吹ジュン)は、夫が定年退職して、

息子が海外赴任したのをきっかけに、

柴犬・ボビーを飼った。


淑子の夫・幸平(松尾スズキ)は、

心の底では妻のことを思っているのに、

それを口に出してうまく言えない。


定年退職してからは、自分の部屋にこもって、

誰が読むのか分からないような

ログばっかり書いてる夫。


たぶん、そういう60代の男の人は

これから増えていくだろうなぁ。


夫が自分の部屋で、

ブログを楽しそうに書いてるだけならいいけど、

家にずっといるから、

食事も3食きっちり用意しなくてはいけない。


それだけでも気が重いのに、

淑子のボビーとの日常にまで、

夫が介入してきた。


もしも、夫もボビーが好きで、

淑子と一緒に散歩に行くような人だったら?


それでもなぁ…


淑子は愛犬仲間の、義田(世良公則)と、

お話しするのを楽しみにしていたからねぇ。

雨の日もボビーと散歩に行くのは、

犬のためというよりは、

人気者の義田を独り占めできるから。


わんわん淑子と義田の会話の中で、

ボビーのことを、

「JFKの弟ですね」と表現するシーンがあったけど、

私はケネディー大統領の弟がボビーだと、

このドラマで知ったわ。


淑子の夫は、口を開けば、

自分の用事ばかり言いつける。

夫婦で話していても、ちっとも面白くない。

だけど義田は違う。


義田は亡くなった奥さんのことを、

今でも思っていたから、

淑子とは妙な関係にはならなかった。

犬を通じてだけの男友達。

それも楽しいかもなぁ。


淑子の家の隣に住んでいたのが、

1話に出てきた富裕だった。

話がつながっていたんだね。


ボビーが吠えたとき、富裕が「ああああ!」と、

変になってたのか…と納得。


淑子は富裕が、絵をかいている奥さんと

仲良さそうに話しているのを見て、

うらやましく思ったようだけど、

お隣も大変だったんだよ~、と思いながら見ていた。

隣の芝生は青く見えるもんだ。


ボビーが病気になったことで、淑子と幸平は

お互いに思っていたことを吐き出した。


夫にしてみたら、妻は犬の誕生日は祝うのに、

夫の誕生日は祝わない。イライラ…。


妻にしてみたら、

夫は昔のクライアントの奥さんは褒めるのに、

妻の淑子のことは無視してきた。ムカつく~。


でも、お互いにそんなつもりではなかった。


夫は少しずつ変化した。

犬を部屋に入れるなと言っていたのに、

淑子が犬の世話をしながら眠れるようにした。


食事をまともに取らず、犬の看病をする淑子に、

幸平はおかゆを作った。


思ったより、いい夫だったね。


淑子がふと夫のブログを見たら、

意外にもボビーの死について触れていた。


以下、色文字が、淑子の夫のブログの内容です。

必要ない方は飛ばしてください。


『更新が遅れたのはプライベートな理由である。実は飼っている柴犬が病気になり、妻が看病していて、小生もつらい気分が続き、キーボードに向かう気になれなかった。犬の名はボビー。しばらく前から心臓の病気になった。そしてつい先日ボビーはかわいがっていた妻の膝の上に抱かれ、息を引き取った。小生はその時、非常に大事な事に気付かされたのである。病気になってから、ボビーは日々弱っていき、見るも無残なほど痩せ細っていった。だがボビーは必死に生きようとして病気と闘った。苦しそうなボビーを見るのも、看病する妻を見るのもつらかった。つらい日々が続いた。しかしボビーは死と闘う事で妻の心の傷を軽減したのだ。小生はボビーに教えられたのである。生きようという姿勢を示すだけで、ほかの誰かに何かを与える事ができるのではないか?ボビーは生きようとしていたのである。そして妻はきっとこの苦しみから、解放してあげたいという思いを、どこかで持つようになったと思う。必死に生きている者に、それ以上に生きろと誰が言えるだろう。その日ボビーは妻の膝の上で静かに本当に静かに息を引き取った。小生の好きな歌がその時流れていた』


『聞かせてよ愛の言葉を♪』


生涯で二度と、そのシャンソンを聴く事はないだろう。ボビーが死んだ夜を思い出してしまうのだから。 小生は思わず心の中でつぶやいた


『ボビー、もうこれで苦しまなくてすむんだよ』と。


妻の方は更に強く、その事を思っただろう。生きようとするだけで、ボビーは私たちに力を与えてくれたのである。さっきその歌を、二度と聴く事はないと言ったが撤回する。もう一度同じ歌を聴きたい時がある。小生が死ぬ時だ。妻と一緒に聴きたい。


しかし、それを妻に口で伝える事は難しい。いつか小生が病気になった時、妻が気まぐれにこのブログをのぞいてくれる事を願って、ここに書き残しておく。合掌。


夫はブログを書きながら、

妻を愛していたことに改めて気付いた。

最後まで添い遂げたいと思っていた。


でも、面と向かっては言えない。

ブログという形でも、淑子に伝わってよかった。


犬を飼うより、猫を飼ったほうがいいと

淑子に言っていた夫が、

次もまた犬を飼うことを許してくれた。

いや、むしろ勧めてくれた。


妻が声を出して笑う姿が、

夫にとっては嬉しいことだった。


「お前がそうやって笑うのを

また見られるんだったらいいよ賛成だよ。

犬でも馬でも飼ってくれ」


さすがに馬を飼ったら驚くだろうけど(笑)、

2人は愛犬・ボビーの死を通して、

大切な何かを見つけた。


幸平が好きなシャンソンのタイトルが、

『聞かせてよ愛の言葉を♪』


淑子はブログを通じて、

夫の愛のある言葉を聞いた。



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