FC2ブログ
   
08
1
2
3
4
5
6
7
8
9
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
   

おおかみこどもの雨と雪 感想

金曜ロードSHOW! おおかみこどもの雨と雪 感想


美しいアニメーションだった。


でも、ストーリーはステキと思った所もあれば、

疑問に思った所もいっぱいあった。


だから、

「すごく感動して泣いた」という方は、

この先は読まないでください。


まず、私がステキと思ったのは、

父親のおおかみおとこも、母親の花も、

2人の子どもをとても愛したこと。


花は、女手ひとつで2人の子どもを

育てることになったけれども、

笑顔をたやさず、頑張った。

その点は素晴らしいと思った。


もしも私が10代なら、

何の疑問も持たず、

感動したかもしれない。


でも、大人になり過ぎてしまった私は、

疑問に思うところがたくさんあった。


花は父親から言われたことを守って、

お葬式の時、父親が喜ぶようにと、

不謹慎だけども、

笑顔で見送ったと言った。


どのように笑顔でいたのか分からないが、

もしも、お葬式の間ずっと、

笑顔でいたとしたら、

他の人から見れば、やはり変だ。


仮に、最後のお別れのときに、

「お父さんは私の笑顔が好きだら、

笑顔で見送るね」と言ったのなら、

他の人にも気持ちが伝わったと思うが…。


初めのほうで、

そのエピソードが出てきたので、

私は花という女の子が、

普通の女の子とは少し違うなと感じた。


花はバイトをかけもちして、

国立大学に通っていた。

その大学で、おおかみおとこに出会った。


彼は大学生ではなかったのに、

なぜ、大学の講義を

聞きに来ていたんだろう?

理由を何か説明していたのかな?私の見落としか?


それがきっかけで、2人は付き合う。

おおかみおとこは、

自分はニホンオオカミの末裔だと、

花に話し、オオカミに変身する姿を見せる。

オオカミの姿のまま2人は結ばれる。


そこはまあ、2人とも若いから、

勢いで…ということか?


私がもし、花の友達であるなら、

おおかみおとこに聞きたい。

「花のことを、本当に幸せにできると

思っていましたか?」と。


花はバイトをかけもちして、

苦労しながら国立大学に通っていた。

でも、おおかみおとことの間に

子どもが出来て、

大学を辞めることになった


そのことを、おおかみおとこは、

どのように考えていたのだろう?


1人の子どもだけでも大変なのに、

年子で次の子が生まれる


その間に、オオカミの子どもを、

どのようにして育てるのか、

どうして花に教えなかったのか?


自分はおおかみおとことして、

人間社会で暮らしてきて、

たくさんの苦労をしてきたはずだ。


そのことを考えると、

本当に花のことを思っていたのか?と、

私は彼に問いたい。


彼は人間の姿にはなれるが、

時折、オオカミの本能のままに行動する。

自分の子ども、雨と雪も、

同じように育つはずだ。


花が苦労するのは目に見えている。


花とおおかみおとこが暮らしたのは、

ほんのしばらくの間だったけれど、

どのように自分が大人になったのか、

花に話してやる時間はあったはずだ。


花も彼に、いかにして大人になったのか、

雨と雪のために、なぜ聞かなかったのか?


おおかみおとこは、弟の雨が生まれた時、

本能で狩りに出たのか、違う理由があったのか、

花が気づいたときには、川に落ちて死んでいた。


彼は免許証を持っていたから、

住民票などもあったと思う。

死亡届けはどうしたのだろう?


死体はオオカミの姿だったから、

行方不明ということで、

警察に連絡したのだろうか?


おおかみおとこの職場には、

何と連絡したのだろう?


雨と雪は、大人になるにつれて、

雪は人間として暮らす道を選ぶが、

雨は野生のオオカミとして

山で暮らすことを選んだ。


花はオオカミになった雨に、

「まだ何もしてあげてない」と言うが、

雨は山へ入って行った。


家から出て行った雨のことを、

花は近所の人に何と説明したのか?


雨は学校にも通っていない。

家にもいない。

学校にも近所にも、どう言い訳したのか?


雨はオオカミとして野生で生きてゆく。

飼育されているオオカミは、

15年ほど生きるらしいが、

野生のオオカミは、

それほど長くは生きられないようだ。


雨は10歳の時に山へ入って行った。

人間としては子どもだけれど、

オオカミとしては大人だ。


もしも雨が、野生のオオカミと交わり、

子どもが出来たとしたら、

その子は完全なオオカミなのか、

ほんの少し人間なのか?


花は雨の遠吠えを聞いて、

優しい笑顔になったが、

自分がもし、雨の母であったなら、

複雑な気持ちになったと思う。

もちろん、頑張れ!とは思うけれど…。


物語は、娘の雪が語る形で終わる。

雪は中学に入学したときに、

学校の寮に入るために家を出た。


母親の花は、

いまでもあの家で1人で暮らしている。


大きな田舎の家で、野菜を作り、

オオカミとなった息子の遠吠えを聞き、

1人で暮らしている花は、

本当に幸せなんだろうか?


雪は人間の学校で、

うまくやっているようだけど、

いずれ大人の女性になったとき、

自分がおおかみおんなだという事に、

思い悩むことになるだろう。


小学校の時に、

雪が耳を傷つけた少年、藤井草平は、

雪のことをオオカミだと分かっていて、

そのことを黙っていると言ったけれど、


彼のように理解してくれる男がいたとしても、

雪が産んだ子どもは、

またオオカミの血を受け継ぐ運命になる。


ちょっと検索したら、監督の話がヒットした。

「母親になった知り合いが輝いて見えた」

「母親の役割を通した女性の話として作りたかった」

と語っていた。


もちろん、花は女手ひとつで

立派に子育てしたとは思うけれど、

何かしら違和感を感じてしまうのは

私だけだろうか?


雨と雪は10年ほどで、

親の元を巣立っている。

そこでお話は終わらないはずだ。

これからもっと、困難なことが

雨と雪に待ち受けているはずだ。


だけどこの物語は、

約10年間の子育てのおとぎ話として

終わってしまった。


その10年だけを見るとしたら、

花は全力で子育てした。

雨と雪を心から愛した。


子どもが望む道を、妨害したりしなかった。

雨も雪も幸せだった。


そして、アニメーションは綺麗だった。

表面だけをサーッと流して見れば、

美しいお話だった。


それなのに違和感を感じてしまうのは、

私が大人になり過ぎたせいなのだ…。



関連記事

theme : ドラマ・映画
genre : テレビ・ラジオ

最新記事

過去記事

プロフィール

ahaharui

Author:ahaharui
あはは☆るいです。ドラマやバラエティーの感想を主に書いています。時折、面白かった本やコミックの感想も。詳しくは自己紹介&ブログ紹介を見てね♪

カテゴリ

カレンダー

07 | 2019/08 | 09
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

月別アーカイブ

検索フォーム

RSSリンクの表示

QRコード

QR