2015.09.02

NHKスペシャル 老人漂流社会「親子共倒れを防げ」中高年の子供はリストラされ

NHKスペシャル

老人漂流社会「親子共倒れを防げ」 感想

2015.8.30放送 (再放送2015.9.2)


考えさせられる番組だった。


中高年の子供がリストラに遭い、

少ない年金で暮らしている親元に帰ってくる。


リストラに遭っても、

次の勤め先がすぐに決まれば、

親も子供と一緒に暮らせて、

安心して老後を過ごせるが、

アルバイト程度の職にしか就けず、

いつ解雇になるか分からない。


年金で暮らしている世代は、

裕福な生活をしている人もあるが、

少ない年金だけで暮らしている人もいる。


一人暮らしをしていれば、

生活保護も受けられるが、

中高年の子供が戻ってくれば、

収入があるとみなされて、

生活保護が打ち切られてしまう。


親か子か、どちらかに安定した収入や

貯金があれば何とかなるが、親子共に

貧乏のスパイラルに入ってしまうと、

抜け出す糸口が見つからない。


この番組では、

いくつかのケースを紹介していたが、

中でも可哀想だったのは、

親孝行な息子が、

母親の介護のために

仕事をやめて生活苦に陥ったが、

誰にも相談せずに病死してしまい、

ひとりでは動けない母親も

亡くなったケースだ。


母親の介護を始める前、息子さんは

近くの畜産農家の手伝いをして、

17万円の収入があったが、

介護のために仕事を辞めてからは、

母と息子の生活は、

母親の年金が2ヶ月で6万円、

その他の収入を入れても8万円での生活。


母親は次々と病気を発症し、

とてもその額では暮らしていけない。


都会ではなく、

田舎に暮らしていた親子が、

どうして周囲に相談できなかったのか。


田舎だからこそ、

相談できなかったのかもしれない。

生活保護を相談するにしても、

田舎では窓口の人が顔見知り、

ということも、よくあると思う。


番組で紹介していた他のケースは、

年金が少なく、貯金がない親と、

非正規雇用の中高年の子供が

同居している場合の生活苦だった。


しかし、

これだけ高齢化社会になってくると、

もっと悲惨なことが考えられる。


現在、40~60代ぐらいの人は、

非正規雇用の子供と、

年金の少ない親の両方に

挟まれてしまう可能性が出てくる。


子供と親を支えてやれる間はいいが、

自分が定年を迎えても、

子供を経済的に支え、

年老いた親を介護して経済的にも支え…。


そのようなことになれば、

親子三世代共倒れになることも考えられる。


高齢者でたんまり貯金を持っていて、

年金もたくさん受給している人なら、

身体が弱っても、何とでもなるが、

そうでない人も今の日本にはたくさんいる。


中には現役で働いている間に儲けたお金は

何も考えずにすべて使ってしまい、

老後になって子供に頼る人もいるかもしれないが、


真面目に働いていたのに、

必要に迫られて貯金を切り崩すことになり、

結果、少ない年金で老後を過ごしている人も

いるかもしれない。


中高年になった子供が、

バリバリ働き、稼いでいれば、

年老いた親を助けることもできるが、


正規社員として就職できる時期を

逃してしまった人や、

頑張って何十社と就活しても落ちたり、

リストラされて再就職できなくて、

バイトやパートで暮らしている人たちは、

時給がわずかに上がるだけで、

いざという時のための貯金もできない。


そういう人が増えれば、納税も滞り、

日本の経済も衰退していくことになると思う。


番組を見ていたら、

なんとも暗い気持ちになってしまった…。


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テーマ : NHK
ジャンル : テレビ・ラジオ

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