2013.12.23

おおかみこどもの雨と雪 感想

金曜ロードSHOW! おおかみこどもの雨と雪 感想


美しいアニメーションだった。


でも、ストーリーはステキと思った所もあれば、

疑問に思った所もいっぱいあった。


だから、

「すごく感動して泣いた」という方は、

この先は読まないでください。


まず、私がステキと思ったのは、

父親のおおかみおとこも、母親の花も、

2人の子どもをとても愛したこと。


花は、女手ひとつで2人の子どもを

育てることになったけれども、

笑顔をたやさず、頑張った。

その点は素晴らしいと思った。


もしも私が10代なら、

何の疑問も持たず、

感動したかもしれない。


でも、大人になり過ぎてしまった私は、

疑問に思うところがたくさんあった。


花は父親から言われたことを守って、

お葬式の時、父親が喜ぶようにと、

不謹慎だけども、

笑顔で見送ったと言った。


どのように笑顔でいたのか分からないが、

もしも、お葬式の間ずっと、

笑顔でいたとしたら、

他の人から見れば、やはり変だ。


仮に、最後のお別れのときに、

「お父さんは私の笑顔が好きだら、

笑顔で見送るね」と言ったのなら、

他の人にも気持ちが伝わったと思うが…。


初めのほうで、

そのエピソードが出てきたので、

私は花という女の子が、

普通の女の子とは少し違うなと感じた。


花はバイトをかけもちして、

国立大学に通っていた。

その大学で、おおかみおとこに出会った。


彼は大学生ではなかったのに、

なぜ、大学の講義を

聞きに来ていたんだろう?

理由を何か説明していたのかな?私の見落としか?


それがきっかけで、2人は付き合う。

おおかみおとこは、

自分はニホンオオカミの末裔だと、

花に話し、オオカミに変身する姿を見せる。

オオカミの姿のまま2人は結ばれる。


そこはまあ、2人とも若いから、

勢いで…ということか?


私がもし、花の友達であるなら、

おおかみおとこに聞きたい。

「花のことを、本当に幸せにできると

思っていましたか?」と。


花はバイトをかけもちして、

苦労しながら国立大学に通っていた。

でも、おおかみおとことの間に

子どもが出来て、

大学を辞めることになった


そのことを、おおかみおとこは、

どのように考えていたのだろう?


1人の子どもだけでも大変なのに、

年子で次の子が生まれる


その間に、オオカミの子どもを、

どのようにして育てるのか、

どうして花に教えなかったのか?


自分はおおかみおとことして、

人間社会で暮らしてきて、

たくさんの苦労をしてきたはずだ。


そのことを考えると、

本当に花のことを思っていたのか?と、

私は彼に問いたい。


彼は人間の姿にはなれるが、

時折、オオカミの本能のままに行動する。

自分の子ども、雨と雪も、

同じように育つはずだ。


花が苦労するのは目に見えている。


花とおおかみおとこが暮らしたのは、

ほんのしばらくの間だったけれど、

どのように自分が大人になったのか、

花に話してやる時間はあったはずだ。


花も彼に、いかにして大人になったのか、

雨と雪のために、なぜ聞かなかったのか?


おおかみおとこは、弟の雨が生まれた時、

本能で狩りに出たのか、違う理由があったのか、

花が気づいたときには、川に落ちて死んでいた。


彼は免許証を持っていたから、

住民票などもあったと思う。

死亡届けはどうしたのだろう?


死体はオオカミの姿だったから、

行方不明ということで、

警察に連絡したのだろうか?


おおかみおとこの職場には、

何と連絡したのだろう?


雨と雪は、大人になるにつれて、

雪は人間として暮らす道を選ぶが、

雨は野生のオオカミとして

山で暮らすことを選んだ。


花はオオカミになった雨に、

「まだ何もしてあげてない」と言うが、

雨は山へ入って行った。


家から出て行った雨のことを、

花は近所の人に何と説明したのか?


雨は学校にも通っていない。

家にもいない。

学校にも近所にも、どう言い訳したのか?


雨はオオカミとして野生で生きてゆく。

飼育されているオオカミは、

15年ほど生きるらしいが、

野生のオオカミは、

それほど長くは生きられないようだ。


雨は10歳の時に山へ入って行った。

人間としては子どもだけれど、

オオカミとしては大人だ。


もしも雨が、野生のオオカミと交わり、

子どもが出来たとしたら、

その子は完全なオオカミなのか、

ほんの少し人間なのか?


花は雨の遠吠えを聞いて、

優しい笑顔になったが、

自分がもし、雨の母であったなら、

複雑な気持ちになったと思う。

もちろん、頑張れ!とは思うけれど…。


物語は、娘の雪が語る形で終わる。

雪は中学に入学したときに、

学校の寮に入るために家を出た。


母親の花は、

いまでもあの家で1人で暮らしている。


大きな田舎の家で、野菜を作り、

オオカミとなった息子の遠吠えを聞き、

1人で暮らしている花は、

本当に幸せなんだろうか?


雪は人間の学校で、

うまくやっているようだけど、

いずれ大人の女性になったとき、

自分がおおかみおんなだという事に、

思い悩むことになるだろう。


小学校の時に、

雪が耳を傷つけた少年、藤井草平は、

雪のことをオオカミだと分かっていて、

そのことを黙っていると言ったけれど、


彼のように理解してくれる男がいたとしても、

雪が産んだ子どもは、

またオオカミの血を受け継ぐ運命になる。


ちょっと検索したら、監督の話がヒットした。

「母親になった知り合いが輝いて見えた」

「母親の役割を通した女性の話として作りたかった」

と語っていた。


もちろん、花は女手ひとつで

立派に子育てしたとは思うけれど、

何かしら違和感を感じてしまうのは

私だけだろうか?


雨と雪は10年ほどで、

親の元を巣立っている。

そこでお話は終わらないはずだ。

これからもっと、困難なことが

雨と雪に待ち受けているはずだ。


だけどこの物語は、

約10年間の子育てのおとぎ話として

終わってしまった。


その10年だけを見るとしたら、

花は全力で子育てした。

雨と雪を心から愛した。


子どもが望む道を、妨害したりしなかった。

雨も雪も幸せだった。


そして、アニメーションは綺麗だった。

表面だけをサーッと流して見れば、

美しいお話だった。


それなのに違和感を感じてしまうのは、

私が大人になり過ぎたせいなのだ…。



テーマ : ドラマ・映画
ジャンル : テレビ・ラジオ

2013.08.18

阿部寛 能年玲奈 カラスの親指 感想

DVDをレンタルしてきた PART4 


阿部寛が主演ということで、
何となくレンタルした。
あまちゃんの能年玲奈も出演している。


阿部寛は、サギ師の役。
その相棒の役が村上ショージ


道尾秀介の原作は未読。



カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)
(2011/07/15)
道尾 秀介

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誰がだまして、
誰がだまされているのか?

というのが見どころだ。


ハラハラドキドキさせながら、

最後にはホロッとさせる。


能年玲奈の表情が、

あまちゃんの時より素人っぽく、

違った意味で可愛い。


私は、能年玲奈のことを、
あまちゃんで初めて知ったが、
この映画でも、かなり鍛えられたようだ。


村上ショージは、
「能年さんは、怒られても落ち込まずに
美味しそうにご飯を食べてて、
自分と似てると思った」と語っている。



村上ショージが本格的に映画出演したのは、

この映画が初めてだそうで、
村上は「助監督と付きっ切りで

セリフを覚えて気が狂いそうだった」

と語っている。

本当に真面目に演技していたので驚いた。



監督が粘るタイプの人で、
「1日18時間撮影」という日もあったそう。

18時間ってすごい。
ごはん食べたり、トイレ休憩したり、
寝たりする時間が、
24-18=6時間しかない。


阿部寛は舞台挨拶で、
「自分の中では評価の高い作品です」と。


DVDで見るには、お勧めの映画だと思う。

この映画、少し設定を変えれば、

ハリウッド映画にリメイク可能なんじゃないか?とさえ…






テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

2013.08.18

ライジング・ドラゴン 感想

DVDをレンタルしてきた PART3


ジャッキー・チェン ライジング・ドラゴン


若き日のジャッキーと比べたら、
そりゃ、動きも多少鈍くなっている、
体つきも多少、おっさんぽくなった。


しかし、


大きなケガを何度も負いながら、
不死身の回復力を見せた。


この映画は、ジャッキー・チェン最後の
アクション大作だそうだが、
なんたって、ジャッキーも59歳。


「本当にお疲れ様でした」

と言いたくなる。


ジャッキー・チェン
1954年4月7日生まれ


ジャッキーのアクションはさておき、
楽しいはずのジャッキーの映画が、
政治色が濃い作品になっていて、
ジャッキーも、国の広告塔として
使われているんだなぁ…と思った。

そういうセリフがしつこく織り込まていて、
少々うんざりした。


ジャッキーの置かれた環境と、立場を考えると、
彼がこの世界で生き残るには、
仕方がないのかもしれないが…。




テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

2013.08.12

堺雅人 香川照之 鍵泥棒のメソッド 感想

DVDをレンタルしてきた PART2 


鍵泥棒のメソッド 堺雅人 香川照之 広末涼子


私は香川照之のファンでもないけど、

この人が主演なら、

絶対、面白いに決まってる、と、

思ってしまうのはなぜだろう?


そして、今や「半沢直樹」で大人気の堺雅人。


あまりの視聴率の良さに、

TBSがドラマを延長しようとしたが、

秋からリーガル・ハイが始まるため、

堺のほうから、あっさり断られたようで。


「鍵職人のメソッド」も、

私の期待を裏切らなかった。


よくぞこんなアパートが存在したな、

と思えるボロアパートに住む、

35歳にして無職の桜井(堺雅人)。


俳優を目指していたが挫折して、

自殺しようと思い遺書も書いていた。

しかし、自殺に失敗。


それで、銭湯へ行った桜井。

脱衣所で、ふと横を見ると、

はぶりのよさそうな財布を持った男、

コンドウ(香川照之)が。¥


コンドウは、非合法な裏稼業で稼ぐ、

几帳面で、頭のキレる男だった。


ところが、たまたま入ったその銭湯で、

石鹸で足を滑らせ、思いっきり転び、

病院へ運ばれるはめに。病院


桜井は、コンドウが転んだ時に落とした。

銭湯のロッカーの鍵と、

自分の鍵をすり替えて、

コンドウの財布からお金を使ってしまう。


病院で意識を取り戻したコンドウは、

記憶喪失になっており、持ち物から、

自分はてっきり桜井だと思い込む。


桜井とコンドウ。

全く性格の違う2人が入れ替わり…。


広末涼子が演じた水嶋香苗は、

雑誌の編集長。

コンドウと同じく几帳面な性格で、

何でも手帳にメモする癖があった。メモ


全く違う世界に住む3人が、

ひょんなことから顔を合わせて…。


その他の出演者では、

あまちゃんで吉田副駅長を演じている、

荒川良々が、ニコリともしない、

すごみをきかせる役柄。


香川照之は、何を演じてもそつがない。

悪い奴なのか、いい奴なのか、

目つきは悪いけど、心根は優しいのか、

その微妙な演技がうまいと思う。


堺雅人は、真面目な役を演じても、

どこかコミカルになるのが不思議だ。

わざとかもしれないが、

堺雅人が出てくると、深刻なシーンでも、

ニヤニヤしながら見てしまう。


お勧めできる映画だと思います。


テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

2013.08.11

橋本愛 さよならドビュッシー 感想

久しぶりにDVDをレンタルしてきた。


何を借りるか決めずにレンタルショップへ。馬


あまちゃんのユイ役、橋本愛が主演だったので、

さらならドビュッシーを借りてみた。


原作は未読。


さよならドビュッシー (宝島社文庫)さよならドビュッシー (宝島社文庫)
(2011/01/12)
中山 七里

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ミステリーとしては、う~ん、どうなんだろう。

からくりはすぐに分かってしまう(と思う)。


メインになっているのが、

ピアノ演奏なので、(と私には思えた)

ピアノが好きな方にはお勧め。

演奏が綺麗な音でいい。


ピアノ教師・岬洋介を演じる清塚信也は、

本物のピアニストだ。


のだめカンタービレでは、

玉木宏が演じた千秋真一の吹き替え演奏を、

神童では、松山ケンイチが演じた

ワオの吹き替え演奏を担当したピアニストだ。


ピアニストだけど、演技もなかなかうまい。


主役は橋本愛なんだけど、

清塚信也のほうが印象に残ったかも。



遥(橋本愛)は火事に巻き込まれて、

酷い火傷を負って、指がうまく動かない。

音楽学校に在籍し続けるのは無理かと思われた。


しかし、岬先生は遥に指のリハビリも兼ねて、

リムスキー=コルサコフの熊蜂の飛行

練習することを勧める。


初めはゆっくりしか弾けなかった遥だったが、

岬先生の的確かつ情熱的な指導と、

本人の努力で、次第に速く弾けるようになる。


遥は、火傷を負った時にお世話になった病院で、

熊蜂の飛行を披露するが、

聴いていた担当医も、患者たちも、

思わず聴き入るような演奏をする。


この時、映像的には、ピアノを弾いているだけ。

でも、リズミカルな演奏を表現すために、

パーカッション、そしてドラムが入る。

とても魅力的な演奏。

私は何度か巻き戻して聴いてしまった。

もちろん、最後にコンクールで弾くドビュッシーも良かったが。



遥(ルシア)は、岬先生のことを好きになる。


キスしてください…。


そう言われた岬先生は…。


教えな~い。へへッ。


原作は第8回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作。
映画は、ミステリーがすごい、というより、
岬先生(清塚信也)の演奏と演技がよかった。


テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

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あはは☆るいです。ドラマやバラエティーの感想を主に書いています。時折、面白かった本やコミックの感想も。詳しくは自己紹介&ブログ紹介を見てね♪

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